小岩
35mm
この七工匠の35mmの歪曲収差が段々と酷くなっていくような気がする。ぶつけたり落下させた事はないんだが、経年劣化とかがあるのだろうか。それとも私の水平の取り方が甘いだけなのだろうか。そうこう言いながらも、昔のシグマのレンズのように曇りの天候でも描写がベターっとせずに、ある程度のコントラストを保ってくれるのはありがたい。
小岩は下町だ。この前の正月に柴又に行った時にも、あるおばさんから写真を撮ってるのかいと話しかけられたものだったが、今回もカメラ談義を投げかけてくる自称52歳の長身のオッサンがいた。やはり下町はひと味違うな。オッサンの話は、カメラがデジタルになって簡単に取れ過ぎてつまらなくなったということのようだ。そして、再開発の進む街の風景を写真に残してくれるのはありがたいと、最後には一緒に飲みませんかと誘われてしまった。結局、銭はあってプラプラしてるけど、ひとり呑むのは淋しいということらしい。私は酒は呑まないし、撮影で忙しいんでね。