伊勢原
最近になって徐々に自分ながらの研究が前進してきているように感じる。それが何かと言うと、撮影地の繁華街度に対しての用いるレンズの使い分けについてである。私が持ち出すレンズは一本であり、基本的に私のお気に入りレンズは40mmで、迷った時にはどこでも40mmを選択すればまず大きな間違いはない。街撮りでは40mmが一番フィットすることに最近益々実感が高まっている。
ところである程度の繁華街ならばそれが通用するのだが、田舎に移行するに従って、徐々に建物・道路・人等の密集度が薄くなってくると40mmでは遠いと感じるようになってきたのだ。写真は被写体とのある程度の密着感が必要だと思われる。それで最近までは街撮りは40mmまでと考えていたものが、たまに45mmとか50mmを使う方向が見えてきたのだ。この伊勢原くらいならば40mmで間違いない。
新小岩
新小岩から荒川を渡って平井まで廻って来た。実は私は疲れていて、撮影は好きなんだがこっちの方はもう止めようと決めていたのだが、江戸川区に行って来て感じるものがあったのでまたブログしている。行きの電車では若い男が香水を強く匂わせていて息苦しかった。しかしまあそんなことよりも、重要なのは江戸川区がインド人の街になっているということだ。私はそのことを知らなかったのだが、撮影中にインド人がやたらとこっちを見てくるので何度「ナマステ」と挨拶したことやら。実はちょうど私が今YouTubeでインド放浪動画にハマっているのもあって、自然に「ナマステ」が口から出てきたというのもある。もうちょっと私も若かったらインド放浪の旅に出たいと思うくらいにインドの街並みはフォトジェニックだと思う。それと合わせて新小岩の街並みも面白かった。
最近使っているレンズはもっぱらKONICA HEXANON AR 40mm F1.8だ。今更ながらにこのレンズはコントラストが高くボケ味も良い。コンパクトなのにしっかりとしたガウス型のレンズ構成だというのが本物の名玉の証だ。
板橋
最近になって気になっているのが「写真の立体感」という言い方。写真の空気感とか臨場感という言葉もあるが、その場の匂いが嗅ぎ取れるような写真とか。実際に誰しもが経験しているであろう写真を見ながらその写真の中に没入していく感覚。よく考えてみれば不思議であり貴重なことである。
町屋
ユーチューブはありがたいものだ。特におしゃべり系のユーチューブがありがたい。時間を持て余した時に、何かしらブツブツと喋ってくれるのがありがたい。耳が淋しいのではあるが、音楽ではちょっと騒がしいという時。一定の音程でブツブツと長時間やり続けてもらいたい。ユーチューブは容量が軽いのも嬉しい。
町屋の花屋の店先の花が素敵だったのでカメラを構えたら、店主のおばさんに怖い顔で睨まれてしまった。何も文句は言われなかったので悪気はなかったのだろうけれども少しハッとした。最近は撮影していて文句を言われることもない。
東京の撮影地候補も残り少なくなってきた。それを撮り終えたら2巡目に入ろうかなと考えている。年末になってくると街から離れて、風景とか海とか山とかを撮りたくなって出掛けることが多くなっている。