熱海②
35mm
前回の偵察から二週間が経ち、今回いよいよ熱海撮影全面展開するに至った。今回は連休中ということで多くの観光客で賑わっていた。私は駅前から南へと撮影して廻った。ファミリー・カップル・団体と、老若男女が行き交っていた。それらの人々とすれ違う度に強い香水の香りが漂ってきた。特に若い女性たちにそれが顕著だった。最近は香水が流行しているのか。体臭が酷いという訳ではあるまいに。旅行ということで気分が高揚しているのだろうか。それは良いとして、熱海の繁栄は維持されているのか、衰退しているのだろうか。やけに年代物の建物が目立つ。撮影者にとっては嬉しいのだが、熱海ブランドとしては大丈夫か。そして格差が激しいような気がする。熱海プリンばかりに行列ができているような気がする。
今回のレンズは七工匠の35mmにしてみた。これは現代レンズでありながら、40年前のレンズよりもっとオールドレンズ風だなということを、今までの写真を見比べていて思った。まあ撮影状況の違いによる錯覚かもしれないが。