浅草橋北口
「どんなカメラを買ったら良いか分からない」などという人間がいるだろうか。それはカメラを持つ動機がどうであるかによってくる。所有欲を満たすのならばライカ。人に見せびらかすのならD6かEOS1DX。子・孫を撮るならa7ⅲ。運動会を撮るなら望遠ズーム付き。鳥を撮るなら600mm以上。風景は高画素。夜景は低画素。あとは何でも良し。メーカーのイメージとかカメラのスタイルとか自分の好みで選ぶ。自分が写真を撮る気にさせられるカメラを選ぶことだ。
ミラーレスが喜ばれるのはカメラが小型化されるからだ。旅行なんかに持って行っても機動力を妨げるような負担になる大きなカメラは持て余される。もうスマホで充分という人間がほとんどで、それでももっとしっかりした写真が欲しいとか、本当のボケ味が出したいとか、ファインダーを覗いて撮りたいなどという人間は減少の一途を辿るしかない。
路地写真用カメラは簡単だ。カメラ趣味人だからスマホでは駄目だが、広角レンズの付いたレフ機でもミラーレスでもコンパクトでも何でも良し。高画素は必要ないし、それ程のシャープネスも要らない。強いて言うならば液晶だけでいいのか、電子ファインダーがいいのか、光学ファインダーでないと満足出来ないかというくらいだ。
浅草橋は北口だけしか回れなかった。疲れていたからか、寒かったからか、それとも良い場所が広過ぎたからか。途中で我慢が出来なくなって飯を入れたのだが、それでも南側までは廻れなかった。撮影の最初にハイコントラストモノクロを試してやめたが、家に帰って来てから見ると良さそうなので次からは使うかもしれない。