立川
皆さんもう気付いているかも知れないが、新たにカメラを導入した。富士フィルムのX-E1とレンズはXF18mm F2R。ボディの質量300g。GR digitalに行き着いたと思っていた私がAPS-Cに戻ってしまった。それもファインダー付きで。コンデジの唯一の弱点は電源を入れっ放しに出来ないことだと言える。富士フィルムを首からぶら下げているとオッサンたちからジロジロ見られるようになった。
私には今まで自分で撮った中で一番気持ちがゾワゾワした忘れられない写真がある。それは富士フィルムのカメラとコニカクロームの組み合わせで撮影したものだ。今ではリバーサルの発色が懐かしい。なんでもない日常の模様であり、説明は出来ないがはっきりと良いと分かる写真。あの感動が忘れられない。それで富士フィルムのカメラだ。プラナーは違いは感じられたがゾワゾワする事は無かった。私は日本人だな。写真を撮っていれば誰でもそんな機会があるだろう。これで安心して落ち着いて写真を撮っていける。
立川はもう全体的に整備されてしまっているが、わずかに北東の方角の一画だけはごちゃごちゃした良い雰囲気を残していた。立川が我々路地裏派にはあまり向いていないということは事前に分かっていた。それでも何故やって来たのかと言うと、蒙古タンメン中本を一度食べてみたかったからだ。撮影前の昼前は待ち客が多かったのでやめて、撮影後の昼過ぎは席が空いていたので入った。北極ラーメンの食券を買った。辛いというより苦い。唇が痺れる。韓国鍋や台湾ラーメンと違いあまり旨味は感じられない。鼻水たらたら。スープは残した。