金町・柴又
金町
年初めにどこを撮影しようかと考えた。新井薬師でヒントを得た私は、有名な寺社に出向けばインパクトのあるものが撮れるだろうと考えた。それと、寅年というので寅さんの関連に決まった。
正月は車はやめて電車に乗ることにしているが、思った通り電車はスキスキだった。それにしても、私のiPhoneに内蔵されたPASMOは少し調子が悪いようだ。今年の金運の悪さを予感させて、少し気分が落ち込んだ。金町で駅を出ると寒かった。風も強い。それでもゆっくりと撮影を流していると自転車に乗ったおばさんが話し掛けてきた。
「ここで写真を撮ってるの?」「うん、街の写真を撮ってる」「ここより亀有の方がいいよ。街も大きいし」「そうかい。柴又はどう?」「歩いてくの?」「うん」「どこから来たの?」「・・・から」「へー、帰りは電車で?」「うん」「頑張るね」「うん」
さすがは下町だということか。それでも、知らない女から話しかけられたことは久しく無かったので、今年は女難の運があるのではないかとヒヤヒヤした。
柴又
今回は人が多いだろうことを見込んで、25mmで撮影した。久し振りに晴れた日にカールツァイス で撮ってみると、これがシグマとはハッキリとした写りの差が表されていて驚た。二言で言うと階調が豊かで、画像が安定している。開放F値が2.8というのもあるのかも知れないので、次にはシグマ もf2.8まで絞って比較してみたいと思う。と言いながらも、カールツァイスの写りを惚れ直してしまったので、当分は25mmで撮ってしまいそうだ。帝釈天の参道の街並みを撮るのが本当ではあるが、今回は人の多い正月なので仕方がない。