六本木
梅雨のこの時期の撮影として、晴れれば街に行き、雨なら植物園に行くという、良い棲み分けが出来るようになった。
駐車場は先回が非常に気持ち良かったので、今回も麻布公共駐車場に車を止めた。やはり相変わらず感じが良かった。
前回の赤坂は整理整頓された裏のほとんど無い街であり、私はそのハイソな雰囲気に完全に呑み込まれ本領が発揮出来なかった。今回の六本木も同じ雰囲気かなと恐る恐る飛び込んで行ったのだが、それは全く異なった街だった。裏通りもぼちぼちあり、人並みも子供だったり観光気分のような感じだ。私は前回のイメージ写真になりがちな対策として、今回は同じ35mm f2の設定でも距離指標を5mから少し前方にずらしておいた。しかしそれが今回は裏目に出てしまった。パンフォーカスなボケ味の出ない、癖の無い画像になってしまった。やはり写真とは被写体に踏み込んで行くことが肝心のようだ。