千歳船橋
40mm
単調な街並みにおいてのマンネリ化を避けるために、それぞれのディテールを拾っていくことが今の課題である。それは、ひとつの街の中において、バリエーションを増やすということにもなる。あと、設定の方ももう少し煮詰め直しが必要のようだ。
椎名町
25mm
どうも今回は画角の選択を間違えてしまったようだ。ストリートビューをみて、狭苦しくてゴミゴミした場所だと思って25mmを付けてきたのだが、それほど狭くもなく、人も多くなく、ひしめく感じではなかった。それと、40mmが好きで、使い続けて慣れてしまった私の身体が、25mmについて行けなかった。精神年齢25歳というよりも、私も少しは老けてきたのかもしれない。普通ならば撮影開始してから徐々に調子が出てくるものなのだが、今回は最初だけ気張っていたが、その後の調子はダダ下がりだった。
それにしても久し振りのディスタゴン、やはりコーティングが良いのだろう。シグマが暗部が駄目でハイキーに向いているのと反対に、カールツァイス は暗部が良く出るので、ローキーで攻めたくなってしまう。
登戸・向ヶ丘遊園
私にとっての良い写真とは。鑑賞していて違和感が無く、画面全体にバランスが取れている事が基本。それにプラスアルファして、距離感・立体感・何とも言えないコントラストや色味が加えられていればより嬉しい。
向ヶ丘遊園駅周辺をストリートビューで下見した段階では、古い模型屋等が建ち並んでいてそこそこ良さそうな雰囲気にみえた。しかし、実際にこの度現地に足を運んだ私は、呆然と立ち尽くすことになってしまった。何故ならば、なんとも広範囲に渡って再開発で土地は更地になっていて、古い街並みは跡形も無く消え去っていたのだ。あと1年早く来るべきだったのだが、失敗して悔しい。
それでも気を取り直して撮影を開始したのであるが、なんとなくここの地域はカメラを避ける人間が多いような印象を受けた。理由を考えてみて、ここは大学街なので、まだ都会に慣れない地方出身の学生が多いからなのだろうと思うことで納得した。それとも、私が歩道の真ん中に立ち過ぎたのかもしれない。