成増
ユーチューバーの矢沢氏が良い事を言っていた。「インスタ写真は現代の印象派なのか」「インスタ世代が業界の決定権を握っている」ということだ。もう昔のように「レンズで重要なのはシャープネスだ」とか、「ピントが合ってないのは写真じゃない」なんて言う時代ではないようだ。現代写真は感じが良ければ全て良しというもの。加工はやり放題、ピントなどはだいたい合っていれば良し。私流に例えるならば、「落穂拾い」のミレーなどの写実主義は、絞りを絞り込んでカッチリ撮る職業カメラマン。「散歩、日傘をさす女性」のモネなどの印象派は、絞り開放で撮影する作品写真家。ちょっと違うような気もするが、そんな印象だ。
成増は地下鉄と東武線が通っている。地下鉄側は面白味には欠けるが、都会的で爽やかな印象を受ける。東武線側は急にゴミゴミと汚ならしくなるが、撮影は楽しい。